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  • 序文

2009年04月30日

宇宙開発時代の宇宙SFは

 今のところ、宇宙開発は行っておりますが宇宙を舞台にした小説や映画はSFとして分類されています。
 ですがそう遠くない未来に民間でも宇宙にいける時代がやってくるのであれば、宇宙小説などはどのように扱われるのでしょうか。

 一般に宇宙はいまだ遠い場所であるので非日常的な空間として宇宙が描かれ、その描写には専門的な知識も必要とされています。
 書店でも宇宙関連の棚はいまだ実用書ではなく専門書として扱われており、この分野に携わる人間はどこかしら専門的な人間であるといえそうです。
 ですがここで安く打ち上げられて航空機のような要領で宇宙まで乗れる宇宙往還機が実用化されたとします。つまり宇宙が身近になり、人々の生活圏の中へ宇宙が入り込める状況が作られたとします。
 宇宙での生活は一般的なものとなり、宇宙における人間の心の動きや宇宙で人間としてどう行動するかがより具体的で現実として受け入れられるものとなりえます。
 それはつまり純文学と分類される分野で宇宙が取り入れられることを間接的に示します。自由であれど現実に即した夢物語であるSFから現実を描写する純文学に移り変わっていくのです。
 ですがそれも人間が進出している範囲での話になります。たとえば月にはじめて宇宙基地を建造してもすぐに木星まで居住可能な状況になるとは限りません。あくまでも地球を中心に近い惑星や空間から進出していくのが自然でしょう。
 そうすると宇宙も未開拓地が生じることとなり、そこにはいまだに宇宙SFが介在する余地は残されます。むしろ宇宙進出が活発化し、それと同時に宇宙探査も行いやすくなるはずなので情報は莫大かつ詳細なものが得られ、SFの執筆に大きく役立つでしょう。

 今川義元

宇宙空間で使用されるであろう武器 Ⅲ 戦略的に使えるであろう武器

 戦場で使用されるのが戦術級の兵器であるならば、戦争や作戦行動を直接成功につなげることができる兵器は戦略兵器といえそうです。

 宇宙空間においての兵器は地上よりも効果はあるかに薄いでしょう。核兵器でも強力な熱や爆風も広大な空間に飲み込まれてしまうのです。
 そのために戦略兵器は威力の高さよりも社会的、政治的な打撃になる武器であるほうがいいと考えられます。
 まず宇宙船の運航を阻止する機雷の敷設も戦略兵器の使用になりうるでしょう。
 宇宙ステーションや衛星はどこか母天体が存在してその重力の影響を受けて周囲を回ります。この母天体の周囲を回るようにして、さらに封鎖したい対象と周回を同期できる爆薬があればそれで宇宙機雷が完成します。簡易であれば生産も大量にできるでしょうからそれを一気に敷設して一時的にでも一定の区間の航行を阻害させることができます。それは物流の計画がくるって最終的には産業面で混乱させられてしまうため、戦略的といえます。
 この兵器が武器としては一番宇宙で戦略的に使えると思われます。問題は敷設にどれだけの労力がかかるかということです。労力にみあえれば成功ですが、敷設するためのロケットが近づけなかったり敷設寮が少ないといったことがおきれば意味がありません。


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宇宙空間で使用されるであろう武器 Ⅱ 小規模戦闘に投入される兵器

 大規模な艦隊戦には大量の弾薬を必要とし、そしてそれらを短期間で消費します。ひとえにその理由は3次元での推力による方向転換が必要という世界では空間ごとにいくらかの兵器を配置することが確実に敵を殲滅できるためであるためです。
 
 ですがもし相手が単体か2~3隻ていどの宇宙船であり、装備も略奪目的で移乗のための武装を主眼においてある場合、対艦能力は非力であろうと思われるので威力の大きな武器を大量に使うのは無駄になります。
 海賊船対策には精密射撃兵器を使ったほうが効率がいいと思われます。
 ただ精密射撃をおこなうことで不利になる点として攻撃が一瞬で決することがあり、さらに撃破の確実性が薄らぐということをあげられるでしょう。
 精密射撃兵器の例としてレーザー砲が考えられますが、これは方向転換を行えるわけでもなく、正確な照準を与えてやる必要があるわけです。
 つまり、正確な射撃情報がなければ撃破の可能性は薄らぐわけです。そして一度攻撃に失敗すれば自分の存在が暴露されたり有利だった射撃ポイントから敵が逃げ出してしまうために再びやり直すために労力がかかります。そのため勝負は一撃で決めなければ厄介なことになるわけです。
 
 まず貨物船を狙っている海賊船を発見するとして、そこから敵に悟られないよう射撃に有利な位置につきます。そして射撃で敵の足を止め、 貨物船が退避して安全を確保した上で臨検が始められることでしょう。
 

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宇宙空間で使用されるであろう武器 Ⅰ 艦隊戦闘での主要兵器

 宇宙艦隊と一言で言っても規模や成立の要因により装備もさまざまになります。
 小規模な船で行動している盗賊の対策に設立されたものであれば強力な武器よりも物量と小型軽量である精密兵器を装備した宇宙船を装備しようとおもうでしょうし、粉砕すべき大艦隊が存在するならば威力に勝る面制圧兵器が使用されると思われます。
 今回は対立する2つの宇宙艦隊が太陽系内部で戦いを始めたと仮定していきたいとおもいます。
 
 ①ミサイル
 今日ではミサイルは海空地で使用される強力であり基本的な武器です。
 ですが使用区域によりミサイルの動作も設計も大きく違ってきます。
 敵の航空機を航空機から撃ち落すために使われるミサイルは最初の加速のみを推進力で得ると残った射程距離は加速の反動のみで進み、姿勢制御は翼で行われます。
 ですが宇宙空間での戦闘ではその方式はあまり適用できません。方向転換にも推力が必要になるためです。
 ミサイルは一種の宇宙船と見て取れるため、実際には宇宙戦闘艦はミサイルを装備して発射する行為は宇宙船を2つに分離してひとつを相手側にぶつける行為になります。このため、できれば宇宙船の速度を初速に利用してミサイル自体の推進剤は方向転換用にできるだけ利用できるように配慮することが必要です。

 ②砲撃兵器
 ミサイルよりも簡易である砲撃装置を利用する場合、敵の予測進路すべてに砲弾を撃ち込めるように配慮して運用すれば絶大な威力を発揮できるでしょう。地上では砲弾の爆風や破片などが主に攻撃手段でありますが海洋での砲撃となれば直撃弾を望まなければ意味がなく、そのために砲撃にさまざまな工夫がなされました。まず各砲にそれぞれ敵位置の大まかな情報を基にした照準をほどこして砲撃を行って、水柱から一番命中しやすかった砲の照準情報を判別し、それの照準をすべての砲にほどこして一斉射撃に移るという方法もそのひとつです。
 これのほかにもさまざまな技術がありますがここでは割愛させていただきます。
 宇宙空間は3次元で行動できる戦場であるため敵にとっては逃げやすく、命中弾を出すにはかなりむつかしいものです。そのために砲弾で弾幕をできるだけ作り、どう逃げてもどこかにあたるという方式を採用することが大事です。
 

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2009年04月28日

宇宙遊覧事業

 宇宙を憧れにしている人種は多分宇宙開発を行っている時代でも存在していると思われます。
 そのような人々にとっては宇宙は行くだけでも価値があり、何もない場所であれどもそこに何らかの価値を見出すでしょう。
 そして、その情熱はいずれ一部であれども宇宙に届き、人類の宇宙開発の先鞭となる人間も出てくるはずです。
 そしてそんな人々にとって最大級のイベントとなるのが宇宙遊覧であり、太陽系を行き来する旅行だと思います。
 ですがどこまで宇宙遊覧が可能であり、非現実的であるのはどのようなルートなのでしょうか。

 まず宇宙船がどのようなものであるかが問題です。今現在で実用化できそうな高性能エンジンは、原子炉で推進剤を熱して噴射する原子力ロケットでしょう。
 ですが核動力であるため安全性の面で難があり、このようなハイリスクな高性能エンジンは宇宙開発の最前線で優先して稼動させるべきでしょう。
 次に化学反応型ロケットですが、月にまで進出したロケットでも3千トンの100メートル級ロケットとならなければいけませんでした。ですがそれはあくまでも地上から発進する場合であるので、実際は宇宙空間に進出する宇宙船は全備質量にくらべればほとんど大きさがありません。それで小型エンジンで加速をかけてやることで3日間の行動を行い月に到達しました。
 一度宇宙空間に出てしまえば化学ロケットでも有効な宇宙航行手段になりうるということです。
 地球から脱出して他天体に到達しようと試みるならば秒速11kmは必要になります。ですが地球上で最大の噴射速度を持つスペースシャトルのエンジンでは噴射速度が秒速4km程度。
 これでどれだけの宇宙船が動かせるかを算出できます。ツイオコルフスキーの公式から算出した値では、到着時の質量は出発時の0.06倍程度になる質量が必要になります。
 つまり9割がたを行きのぶんの燃料に当てる計算になりますが、もし地球重力とおなじ環境を宇宙船の中で作り出す、あるいは乗客を快適に運ぶためには加速度が1Gでなければいけません。
 そのときの初期加速度は0.5m毎秒毎秒となり、さらにエンジンの推力をスペースシャトルのエンジン一機分である2000キロニュートンと決めれば4千トンの初期質量と計算されます。つまり加速終了時には252トン程度の質量が残れば地球脱出の最低資質をもつのでその数値の中に帰還用燃料が含まれるのです。

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宇宙移民たちの国籍について

 新世界の移民たちは主に自分の生まれた国に国籍をおき、彼らが開拓した土地はその国が所有していました。
 ですが現在、宇宙での開拓民たちはどの国の市民権を得るのでしょうか。
 現在では火星の土地や月の土地が民間で売買されておりますが国が主有しているわけではなく、今のところは無国籍地帯であるといえます。
 宇宙開発において宇宙移民が行われるとなれば当然に所有権問題が出てくると思われます。
 ですが現在の技術を発展させたとしても宇宙とはまだまだ金銭的に遠い場所であり、国にとっては値段の高い「飛び地」となるわけです。
 そのため、一番合理的と思われる方法は宇宙開拓地を治外法権化と自治化を行うことでどの国にも属さず、自分たちの手で交易などを開始する手段です。
 これによって開拓民たちは国の指導を仰がずに開発を自由に行い、また国としても大きな損益を押さえ込めると思われます。
 ですが欠点としては自給自足体制を確立するまでの期間をどのようにしてすごすか、そして貿易で得た資金を生活にあてたあとで宇宙開発にわりふれるのか、さらに初期の投資資金を回収しようとするであろう民間企業が開拓地に介入してそこの資本を握る可能性もありうるということです。
 それを防ぐにはまず労働者組織を最初に確立して綿密に宇宙開発についての交渉を行えるようにすることと、これも事前に成立させておくべきである自治組織による収支管理の徹底、そしてこの2つの組織による民間企業の宇宙開発参入へむけた交渉体制を作っておくことがまず考えられます。
 もし宇宙開拓地が自治化すれば、三権分立の原則に従えば「自治組織」「労働組織」「民間企業」の3つが互いを監視、補佐するという形になるかと思われます。

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2009年04月26日

宇宙戦闘での脅威判定 Ⅱ 監視網

 ひとえに戦闘において敵の動向は今後の作戦行動を決める重大な要素になります。
 宇宙空間では特に観測を阻害する要素が地球より比較的少ないのでさまざまな観測情報を入手することもできます。
 たとえていうならば海中での監視に似ているでしょう。
 海中では遠い距離まで届く音波とあらゆる船体より生じる磁気で敵の船を探り当てます。
 宇宙空間においてはレーダーをはじめとする電磁波情報に分析の主眼がおかれますが、宇宙はそれなりに見晴らしがよく、電波望遠鏡などが活躍できます。
 ですがやはり宇宙は広大であり、レーダーの出力は実用的なものになるとかなり大きなものになりうると思われます。
 そのため、性能があまり高くなけれども惑星の主要部位や衛星など、あるいは衛星軌道などに大量配置させることのほうが使い勝手が高まると思われます。
 このために数の多さが運用の柔軟性につながり、また攻撃を受けた際も大きな被害になりにくいと言う利点があります。
 最大の問題はこの監視網をいかにして構築できるかにあり、これを達成させられるかどうかで軍事作戦は様変わりするでしょう。ひいては作戦行動範囲を影で決めてしまい、時には監視網の寸断や構築のための軍事行動もありうると思われます。
 もし監視網の施設が要求をカヴァーできなかった場合やより詳しい情報を急に得たい場合は現代空軍による早期警戒の方式を応用し、衛星などではなく監視専門の宇宙船を建造して哨戒尾を行う方法もありうるでしょう。

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2009年04月25日

宇宙戦闘での脅威判定 Ⅰ 加速度

 宇宙での航行において支配的なのはひとえに惑星の重力、特に太陽の巨大な引力でしょう。
 これを打ち破れる機動が取れることに越したことはありません。そうでなければ宇宙機は太陽を周回する軌道をとらざるを得ず、相手側の宇宙機が自由な機動をする状態であればいい的になりかねません。
 逆に言えば推力を出していない状態は完全に重力の支配下であり、それは太陽に従属する存在になるということです。
 つまり推力を出せれば出せるほどに重力に縛られない機動が可能であるということです。
 宇宙戦闘では主に太陽系の中で行われると考えて見ます。そしてそこでは太陽が莫大な重力を持っているので軌道に乗るということは太陽を周回するということにもなります。
 そういう状態になると初期観測とケプラー軌道の方程式から位置を近似的に導き出すことが可能になります。
 それによってミサイルを見越し角を考慮して発射されたり待ち伏せを行われるなどの不利な点が強く働くでしょう。
 これを避けるためには推力を使って軌道をこまめに変えることです。
 つまり、ニュートンの法則によって定められる、宇宙船質量に見合った宇宙船の加速度が必要になるのです。
 実質的に推力を決定する要素は推進剤とその噴射速度となり、それらの積で決定されます。
 そして宇宙船の軌道を決めるのは重力と宇宙船の速度であり、宇宙船の速度は加速度の積分で求められます。それにより、宇宙船の速度とは質量の変化と噴射速度で決定されます。
 質量の変化量が一定の場合、加速度が上がれば速度を達成する時間が短縮され、それだけ推力は上がります。
 つまり条件はより過酷になりますがそれに見合う利点は存在するわけです。速度が短期間で上がれば短時間で軌道の変換を可能にし、その分だけ自由な配置を可能にします。
 戦闘に有利な軌道を選ぶことができるのです。
 たとえミサイルと衝突する軌道に入っていたとしても推力を使って回避軌道を取れるのです。
 戦闘において宇宙船において重要な要素のひとつが加速度であるのはまず間違いないでしょう。


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惑星植民地暴動鎮圧作戦Ⅰ必要なものはなにか

 新しい開拓地である宇宙においてもし行政側と市民側の行き違いが修復不可能までに深刻化してしまった場合、暴徒が発生することが予測されます。
 規模もさまざまですが、この考察では暴動に順位をつけてそれに対する行動がどのようなものであるかを見ていきたいと思います。

 
 惑星植民地で酸素供給施設などの生活維持に必要な施設に対する不満がつのる場合など、大多数の市民が行動することが予測される状況があると通常の警察では人手や装備の面で鎮圧できない暴動が発生することも起こりえるでしょう。
 その場合にはほかの部隊に応援を要請する必要があるために宇宙船がまず集められます。
 そして次に惑星で戦闘ができる装備と訓練を受けた人員がその宇宙船で惑星植民地まで赴くことになります。
 惑星で行動できる部隊といってもさまざまで、希薄な大気の下での重力の違いは直接に銃火器の弾道に影響し、惑星の環境、主に温度などが大きな制約要因になります。
 ある程度の環境内でも取り扱えるだけの能力がある装備を環境によりいくつかの種類に分けて開発しておく必要があります。人員訓練の面でも高重力下や微小重力下における行動をはじめとしてさまざまな環境を想定した要員の育成が急務でしょう。
 宇宙船は部隊の輸送に使用されるために大きな居住区間が必要です。ですが実用化されているならば冷凍睡眠などの技術も使用すべきです。代謝を抑えることで生活区間と生活物資の節約につながり、宇宙船運行の高効率化が望めます。乗船する側も長期の船旅を狭い空間で過ごすことから来る疲弊から逃れることができて利点です。

男性社員と女の幸せ
 

2009年04月18日

宇宙労災事情

 宇宙で生活するということは労働するということにもつながります。ステーションの建築や維持管理など、宇宙独自の生活を維持していくための地球とは似て非なる職業が発展するでしょう。
 ですが宇宙は生命維持が難しく、苛酷な環境でもあります。
 そのため、福利厚生は特に重視される問題のひとつでしょう。
 そこで今回は宇宙でもし労働上の事故が起こった場合に備えた待遇を考えていきたいと思います。

 まず宇宙では高度な科学への依存が強く、技術のある、専門性の高い職種につける人材が最初に進出するでしょう。
 まず居住環境をつくる作業員、いわゆる土建屋も無重力での作業や技術力の高い設備を設置するだけの知識や技量が特に要求されるとおもわれます。
 まず優遇されるべきであり、最初に宇宙での労災の適用を考えるべきなのはそういった人々でしょう。
 彼らには無条件で保障しなければいけないものがいくつかあります。
 まず空気と宇宙放射線の被曝から守られる場所の2つです。
 これらは生活基盤であり、どのようなコストをかけられても提供されなければ生活がまず不可能です。
 宇宙で労働者がそれらを脅かされた場合、雇用側はまずこの2つの要素を速やかに提供しなおさなければなりません。それを怠るのは殺人に似た犯罪行為に近いものであり、非人道的です。
 
 基本的な条件をそろえたところで次に労災が適用される場合ですが、まず雇用側は利益のために労働者の安全を奪ってはならず、危険には安全策や事後の保障を設けなければいけないことを念頭に入れます。
 宇宙ではさまざまな危険性があります。広大な宇宙空間で遭難する可能性。宇宙ごみとの衝突。生活維持装置の故障。
 これらがまずあげられるでしょう。
 そこからかんがみると、まず労働災害の解決に金銭を使うのはだいぶ生活圏が整ってからと思われます。病院や救助部隊、ごみ対策などを使えるようにしなければいけません。
 
 生活設備が整うまで、宇宙での労働災害対策には地球に依存するところが大きいと思われます。まずそのためには救急車たる宇宙輸送系の優先使用や、宇宙での障害をおった人間を地球環境に復帰させる専門設備を整えた治療設備の使用権がまず労働災害対策になりえます。
 

 アフィリエイト 初心者
 

2009年04月10日

宇宙海賊の傾向と対策

 宇宙は核ロケットを使っても広大なものであり、帆船時代のように何ヶ月も戻れない旅を続けることになるでしょう。
 資源物資運搬では特にその傾向が強くなり、木星の水素や小惑星帯の金属資源は遠洋漁業のように故郷から遠く離れることになります。
 それは治安維持の点から言えばきわめて不利な条件となり、物資の価値も含めると犯罪の温床になるでしょう。
 今回は宇宙で発生する略奪行為とその対策について少し考えていきたいともいます。
 
 ①定期貨物船
 木星などの水素資源は地球の比ではなく、木星の衛星では特に打ちあげやすさと相まって当分の宇宙開発でのエネルギー源をまかなう重要な戦略地点になりそうです。
 そこでその戦略物資である水素を運ぶ貨物船が登場すると思われます。
 消費量にもよりますが、宇宙での水素需要が急激に上がったと仮定し、貨物用宇宙船もかなりの数がいきわたっていると考えます。
 そして地球圏や火星などに水素を供給する船団も編成されるでしょう。
 ですがただでさえ遠い場所であるにもかかわらず数も多ければ多いほど警察力の限度も見えてきます。そこにつけこんで海賊行為が発生することもおおいにありえるでしょう。

 ②海賊行為
 まず、宇宙海賊が狙うのは資本にしやすく、かつ支出が少ない物資だと考えられますが、宇宙で水素が潤滑にいきわたっていれば多少の価格の安さはあれども支出に見合うだけの水素を入手しようと考えるでしょう。
 これは宇宙海賊の経理担当でなければわかりかねるものではありますが、自前の宇宙船を核融合で動かしたとすれば、水素は宇宙船が行動するたび確実に消費されていきます。
 つまりある程度の自給自足体制を確立していなければいけません。
 襲った船の水素で推進剤を補給すると同時に水素や貨物宇宙船を売れるように処分することが基本的な宇宙海賊の行動指針でしょう。
 そうかんがえてみれば、宇宙海賊には初期の段階が勝負といえそうです。ランデブーで相対速度を目標にあわせ、目標の貨物宇宙船に投降を呼びかけるか移乗して船内を制圧することが必要であるためです。初期でこれのどれかに失敗すると目標は遠い場所に避難するか追いすがれない速度に到達しているかのどちらかになっているでしょう。
 また時間がたてばたつほどに治安維持の任務を帯びた宇宙船が駆けつける可能性があり、また宇宙船も無駄に稼動させると襲撃して奪いとる水素よりも消費量があがり、損をすることになります。

 ③対策
 宇宙海賊を寄せ付けないにはどうすると良いでしょうか。
 まず宇宙船を高速で運航させておくことでしょう。海賊に有利な低速をださず、あえて推進剤が多く消耗させるような速度を付けることで相手側に薄利をアピールするのです。物理的というよりは経済的により身を守る方法でしょう。
 次に絶えず連絡を取り、決められた軌道をとり続けることです。もし敵に襲われた場合、回避行動をとっただけでも監視する側はなんらかの異常と認知してくれるでしょうし、救援の宇宙船が駆けつけるにもわかりやすいでしょう。
 これは核燃料運搬船でも考えられた方式ですが、2隻以上の貨物宇宙船が武装して互いを護衛する方式です。
 護衛専用の宇宙船を持たなくてもいいことや定期航路に警戒の宇宙船を置く必要も薄れるであろうという利点もありますが、宇宙船が隊伍を崩せば一隻のみの戦闘を強いられることや、1隻を奪われれば危険性が格段に上昇すること、武装は無駄な荷物であり貨物量や加速性に悪影響が出るなどの悪い点も目立つでしょう。


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2009年04月05日

衛星の再使用

 人工衛星の寿命を決めているのはひとえに軌道維持の時間と姿勢制御が行える時間でしょう。人工衛星の回る軌道ではわずかながら大気が残っており、それが軌道速度への抵抗につながって速度が落ちてると同時に軌道高度も落ちていくのです。そして人工衛星は目的こそ違えども地球をはじめとする目標に対して一方向に向いていなければならず、それを制御しなければ衛星は使用不能に陥ります。
 今回はそれを防ぐ対策とその結果どれだけの利点があるかを考えて生きたいと思います。
 
 ①衛星を再利用するための手段
 衛星の軌道を修正したり姿勢を制御するには電気推進が基本といえそうです。
 電気推進とはイオン化した推進剤を電極の作用により加速させる方式です。
 電気推進は物を動かす力が化学ロケットエンジンに比べると劣りますが、速度の面では比較的高く設定できます。さらに推進剤は必要ですが速度をかけやすいので化学ロケットに比べれば加速に使う推進剤と速度の比率は比較的大きくできます。
 このことから、電力をまかなえる衛星であれば電気推進で軌道速度を変更させることができそうです。
 そこで、衛星の復旧においてはまず衛星に電気推進機器を装備させることが重要だと思います。
 小型であればはずみ車をつかいその反動で衛星を動かす機構を備え付けるのが適切と思います。
 この2つの技術は近年実用化しており、開発の面では問題がなさそうです。
 ですが電気推進でも電力や推進剤を必要としており、はずみ車でも電力は必要です。
 これらを調達する手段を考えて見ましょう。
 通常では衛星修理はスペースシャトルが適任とされていました。ですが近い将来においてはスペースシャトルが引退し、次世代のロケットが部分的再使用の宇宙船になる予定です。
 
 ②タグボートと宇宙メンテナンス施設
 宇宙タグボートとは宇宙空間のみ活動範囲として、さまざまな宇宙物体を曳航できるロケットに付けられるもので、ソ連が宇宙ステーション計画の中でその存在を考えています。
 メンテナンス施設は人工衛星やタグボートの推進剤を貯蓄できる設備および修理の人員、そして宇宙生活設備を備えた施設としておきます。
 今のところ、宇宙滞在を想定した施設は4種類ほどあります。最初の有人宇宙ステーションである「サリュート」、本格的な実験設備や観測設備を満載した「ミール」、サターンロケットで一気に打ち上げた100トンの質量もある「スカイラブ」、現在稼動している「ISS」です。
 これらですが設計の主眼は宇宙での実験であり、本格的に宇宙空間での作業を行うものとはいえなさそうです。さらにこれらの維持費も高額でした。
 ですが、もし仮に宇宙空間での衛星再使用計画が進められ、月1回に連絡や物資の運搬を行うロケットを打ち上げたとして、その作業が月間の人工衛星打ち上げと施設維持費や建設の費用より安上がりにおさまれば宇宙事業として維持できそうです。
 
 ③構想として
 有人の宇宙設備には当然さまざまな物資が必要になります。
 そのため費用を安く抑えてさらに運搬質量の増大を期待するため、施設の無人化を行いたいところです。
 実際の人工衛星維持作業はリモコン動作の宇宙タグボートに行わせ、メンテナンス施設もタグボートのや自身の修繕、そして中規模な人工衛星修理作業をリモコンで行えるようにしたいものです。
 地球からの施設などの管制は船を使い、死角を作らずに常時連絡を取れるようにしておきます。
 そしてタグボートが人工衛星の修理や推進剤補給を行い、制御が利かなくなった衛星を回収して主低の軌道に放出させます。

 ④利点
 このような宇宙事業を行うメリットとしては宇宙への打ち上げ回数を整理することで費用を削減させることでしょう。これにより企業は1度の打ち上げを行えば定期的に何度でも修理を行え、現用に耐えうる衛星を新型に更新する必要もなくなります。


 人工衛星のリサイクルは副次的効果として宇宙の有人滞在が行える可能性や故障した人工衛星が宇宙ごみになることも避けられます。
 ですが新しい宇宙船が開発され、より手軽に宇宙を行き来できるようになれば人工衛星の廃品回収も簡易化縮小化されていき、廃れると思います。
 ですがまだ宇宙が遠い空にあるこの時代、まだリサイクルという概念に価値があるような気がします。
 
福梅本舗

2009年04月03日

核爆弾専守防衛

 核弾頭搭載のミサイルが発射されて世界終末時計がゼロアワーとなってしまう日が来てしまった近未来、もしそのときに最先端技術が宇宙に投入された場合にどれほどの被害を防ぐことが可能でしょうか?
 核ミサイルを分類すると巡航ミサイルと弾道ミサイルの2種類が存在しており、どちらも利点が存在しています。
 巡航ミサイルはレーダーに映りにくいよう低空を這うようにとび、弾道ミサイルは着弾速度がとても速いことがあげられます。
 ですがここでは弾道ミサイルの対処に絞って考えてみようと思います。
 弾道ミサイルは主にロケットの技術を転用して製作されています。そのために一気に宇宙空間まで飛翔し、そのあと地球周回軌道より少し遅いだけの速度であるために地球に引っ張られて下降していきます。
 初速度が約秒速6キロとされていますのでそれに重力加速度が超高空からかかるために速度は飛躍的に上がり、現用のミサイル速度では追いすがれもできず照準も付けがたいので弾道の小型化と相まってミサイルなどをはじめとする実体弾での迎撃は困難といわれています。

 ですがもしこれが光速度での迎撃を可能とすれば、ほぼ照準をつけた段階で撃破可能です。
 レーザーは91年台にアメリカで実用試験の領域に入り、宇宙空間での迎撃レーザーは17トン程度になると見積もられています。スペースシャトルで運搬が可能でしょう。
 このレーザーを宇宙空間に投入された核弾頭に向けて発射し、撃破を狙います。
 ですが1超大国が保有しているのは1000発単位であり、仮に100機の衛星レーザーを配置するとしても数十発分の弾頭を破壊しなければ国が破滅しかねません。
 副次的な兵器として迎撃ミサイルを宇宙配備するというものがあります。
 これであれば数十発のミサイルを各100機の人工衛星に装備させれば事足ります。
 1年で配備を成し遂げるならば1ヶ月で30機、つまり1日に1回でロケットを打ち上げれば360機の衛星を配備することができ、1機に15発の迎撃ミサイルを配置させておけば5400発の迎撃ミサイルを配置させておけます。
 問題点としてはミサイルのみの搭載になると能力が限定されてしまうことがあげられ、平時での使用はまったくしないことになります。これは1日一回のペースで打ち上げるにしてはあまりにもったいない話であり、かといって1機ずつに光学装置や地上探査レーダーなどを装備させておくとなれば逆に「過剰在庫」状態となりやはり能力が無駄です。さらに蛇足で付け加えれば軍事関係の衛星は偵察を主な任務にしているために高度を極力低下させています。そのために寿命が短くなり10年ほどしか持たないといわれています。
 ミサイル衛星もレーザー衛星も高度をさげればその分だけ弾道弾との遭遇時間が長くなります。
 高度のとり方は能力によるのですがレーザーやミサイルを搭載した人工衛星を10年で100機更新させるとなるとするだけで1ヶ月に約一機作る計算になり、2国間では200機以上が10年で地球大気圏に突入し、月に一度ロケットが打ちあがる計算になります。
 ですがもし技術の新規開発でそのようなことができるのであれば90年代初頭でロケットのコストは下がっていくことでしょう。
 スペースシャトルとは違う宇宙計画が、本土防衛的な考えで進められていたら宇宙開発の下地が作られていくことになっていたかも知れないというのは皮肉です。

 もし仮に宇宙開発が順調に進められれば、少なくとも核での人類殲滅が成功する可能性が下がっていくでしょう。
 弾道ミサイルがすべての核弾頭ではありません。そして宇宙での撃墜率が高いとなれば巡航ミサイルに核を搭載することに重きを置く動きが始まるでしょう。
 軍拡は本土防衛の名の下に始まればきりがありません。
 宇宙開発はお金がかかるだけといわれますが軍備はさらに非生産的かつ運用にデリケートな配慮が必要な危険物です。
 安全を取り扱うということもありむやみに放棄してはさらに危険ですが、ありすぎるというのは国家の寿命を縮めます。
 願わくば軍縮を開始して軍備に注いでいたエネルギーを有益にしていただきたいものです。


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