2009年04月18日
宇宙労災事情
宇宙で生活するということは労働するということにもつながります。ステーションの建築や維持管理など、宇宙独自の生活を維持していくための地球とは似て非なる職業が発展するでしょう。
ですが宇宙は生命維持が難しく、苛酷な環境でもあります。
そのため、福利厚生は特に重視される問題のひとつでしょう。
そこで今回は宇宙でもし労働上の事故が起こった場合に備えた待遇を考えていきたいと思います。
まず宇宙では高度な科学への依存が強く、技術のある、専門性の高い職種につける人材が最初に進出するでしょう。
まず居住環境をつくる作業員、いわゆる土建屋も無重力での作業や技術力の高い設備を設置するだけの知識や技量が特に要求されるとおもわれます。
まず優遇されるべきであり、最初に宇宙での労災の適用を考えるべきなのはそういった人々でしょう。
彼らには無条件で保障しなければいけないものがいくつかあります。
まず空気と宇宙放射線の被曝から守られる場所の2つです。
これらは生活基盤であり、どのようなコストをかけられても提供されなければ生活がまず不可能です。
宇宙で労働者がそれらを脅かされた場合、雇用側はまずこの2つの要素を速やかに提供しなおさなければなりません。それを怠るのは殺人に似た犯罪行為に近いものであり、非人道的です。
基本的な条件をそろえたところで次に労災が適用される場合ですが、まず雇用側は利益のために労働者の安全を奪ってはならず、危険には安全策や事後の保障を設けなければいけないことを念頭に入れます。
宇宙ではさまざまな危険性があります。広大な宇宙空間で遭難する可能性。宇宙ごみとの衝突。生活維持装置の故障。
これらがまずあげられるでしょう。
そこからかんがみると、まず労働災害の解決に金銭を使うのはだいぶ生活圏が整ってからと思われます。病院や救助部隊、ごみ対策などを使えるようにしなければいけません。
生活設備が整うまで、宇宙での労働災害対策には地球に依存するところが大きいと思われます。まずそのためには救急車たる宇宙輸送系の優先使用や、宇宙での障害をおった人間を地球環境に復帰させる専門設備を整えた治療設備の使用権がまず労働災害対策になりえます。
- by hoshik
- at 21:20