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  • 序文

2009年04月26日

宇宙戦闘での脅威判定 Ⅱ 監視網

 ひとえに戦闘において敵の動向は今後の作戦行動を決める重大な要素になります。
 宇宙空間では特に観測を阻害する要素が地球より比較的少ないのでさまざまな観測情報を入手することもできます。
 たとえていうならば海中での監視に似ているでしょう。
 海中では遠い距離まで届く音波とあらゆる船体より生じる磁気で敵の船を探り当てます。
 宇宙空間においてはレーダーをはじめとする電磁波情報に分析の主眼がおかれますが、宇宙はそれなりに見晴らしがよく、電波望遠鏡などが活躍できます。
 ですがやはり宇宙は広大であり、レーダーの出力は実用的なものになるとかなり大きなものになりうると思われます。
 そのため、性能があまり高くなけれども惑星の主要部位や衛星など、あるいは衛星軌道などに大量配置させることのほうが使い勝手が高まると思われます。
 このために数の多さが運用の柔軟性につながり、また攻撃を受けた際も大きな被害になりにくいと言う利点があります。
 最大の問題はこの監視網をいかにして構築できるかにあり、これを達成させられるかどうかで軍事作戦は様変わりするでしょう。ひいては作戦行動範囲を影で決めてしまい、時には監視網の寸断や構築のための軍事行動もありうると思われます。
 もし監視網の施設が要求をカヴァーできなかった場合やより詳しい情報を急に得たい場合は現代空軍による早期警戒の方式を応用し、衛星などではなく監視専門の宇宙船を建造して哨戒尾を行う方法もありうるでしょう。

働く女の強さと涙