2009年04月30日
宇宙開発時代の宇宙SFは
今のところ、宇宙開発は行っておりますが宇宙を舞台にした小説や映画はSFとして分類されています。
ですがそう遠くない未来に民間でも宇宙にいける時代がやってくるのであれば、宇宙小説などはどのように扱われるのでしょうか。
一般に宇宙はいまだ遠い場所であるので非日常的な空間として宇宙が描かれ、その描写には専門的な知識も必要とされています。
書店でも宇宙関連の棚はいまだ実用書ではなく専門書として扱われており、この分野に携わる人間はどこかしら専門的な人間であるといえそうです。
ですがここで安く打ち上げられて航空機のような要領で宇宙まで乗れる宇宙往還機が実用化されたとします。つまり宇宙が身近になり、人々の生活圏の中へ宇宙が入り込める状況が作られたとします。
宇宙での生活は一般的なものとなり、宇宙における人間の心の動きや宇宙で人間としてどう行動するかがより具体的で現実として受け入れられるものとなりえます。
それはつまり純文学と分類される分野で宇宙が取り入れられることを間接的に示します。自由であれど現実に即した夢物語であるSFから現実を描写する純文学に移り変わっていくのです。
ですがそれも人間が進出している範囲での話になります。たとえば月にはじめて宇宙基地を建造してもすぐに木星まで居住可能な状況になるとは限りません。あくまでも地球を中心に近い惑星や空間から進出していくのが自然でしょう。
そうすると宇宙も未開拓地が生じることとなり、そこにはいまだに宇宙SFが介在する余地は残されます。むしろ宇宙進出が活発化し、それと同時に宇宙探査も行いやすくなるはずなので情報は莫大かつ詳細なものが得られ、SFの執筆に大きく役立つでしょう。
- by hoshik
- at 11:29