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  • 序文

2009年05月08日

人工衛星撃破の利点と危険

 宇宙での地球監視はカメラや電波観測の発展により実用的というよりも必要不可欠な情報収集元となっています。
 衛星軌道をほとんど修正できない関係で偵察用航空機のようなどこにでも飛行可能というわけではありませんが超高空よりの監視は地球規模でミサイルの発射を発見でき、現在位置の把握でも重要な役割を担います。
 ではこの人工衛星を撃墜し、核ミサイルで敵国を先制攻撃しようと企画する場合、どのような利点と危険性が存在するのでしょうか。

 地球周回軌道での故意での衝突は20世紀においては困難な任務でした。まず衛星を標的の衛星に衝突させる手段が実験ではとられていましたが失敗の率は高かったようです。
 衛星を点として捉えることで地上からミサイルを発射して落とそうとする計画では、弾頭には核が使われ、面での制圧により、衛星をの被害を狙う発想があります。
 しかしそれであっても地上から発射されるミサイルへの支援体制が整った様子で、航空機より発射された衛星破壊ミサイルが標的を撃破させるにいたります。
 
 ですがそれでも問題点はあります。
 まず宇宙での軌道で活動している衛星を打ち落とす数が妨必要なわけです。そしてそれらをほぼ同時に奇襲することで敵に軌道変換などの逃げ道を作られずにすみます。
 さらに、破壊後の宇宙ごみも問題になります。人工衛星の破片は軌道上に滞留してしまうため、今後のロケット打ち上げ計画に悪影響を与えてしまいます。

 宇宙はいまのところ迎撃ミサイルがとどきづらい聖域です。そのことも手伝って偵察衛星の価値は大きいものとなります。現に現用人工衛星の3割ほどが軍事衛星であることもその需要を裏付けるものでしょう。
 その傾向は多量に高精度の衛星破壊ミサイルが発射されるまで続くでしょう。そして衛星破壊ミサイルが発射された後は核ミサイルです。これで先制の奇襲が開始され核戦争へなだれ込んでいきます。
 人工衛星の破壊とは間接的に核ミサイルの発射を予感させるものであり、人工衛星攻撃の最大のリスクとは核による被害であるとも言えそうです。


 ミステリアス信州

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