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  • 序文

2009年05月24日

宇宙にまかれている放射線の影響

 ときどき、有人月着陸ができない根拠に「ヴァン・アレン帯」の通過があげられることがあります。これは太陽から来たエネルギー粒子が地球の磁気に捕らえられてたまった放射線がある地帯の事で、ここに突入すると被曝されてしまうということなのです。
 ですがこれは工夫次第で克服可能であることとされています。
 月に行った宇宙船はまず打ち上げられると北極か南極に進路を向けるのです。これはヴァン・アレン帯の特性によるもので、地球の磁気が放射されている根元の極地ではエネルギー粒子が捕まらず、よって粒子はあまりたまらないのでヴァン・アレン帯のいわば虫食い穴となるのです。
 地球の磁気は太陽の核融合から発生する強力な粒子を地表まで届かないよう食い止める役割を果たしている反面で、ヴァン・アレン帯という領域が出来上がったわけです。
 ここに突入すると少なからず電子機器などに影響が出るとされ、防護策を必要とします。
 人間でも例外にもれず、強力な宇宙放射線にさらされれると失明の危険や遺伝子の欠損が生じて障害が生じるのです。
 ですが地表にいれば安全というわけでもなく、地表でも宇宙からの放射線による影響があるのです。
 まず宇宙からの放射線は粒子として存在し、その粒子は地球の大気にまず衝突します。すると玉突きの要領で今度は大気中の粒子が高い運動エネルギーをもって地表までやってくるのです。
 このばあい、宇宙から来た粒子のほうがエネルギーは強く、目を閉じていても宇宙ステーションなどでは光として見えてしまうこともあるそうです。そして比較的低軌道を取っていてもそれは避けられず、宇宙放射線によって細胞が蝕まれるのです。
 このような状態を避けるには外壁を分厚く作ってできるだけ粒子の運動エネルギーを減らすなどの努力が必要です。磁気で幕を作ってステーションを覆うのもいいでしょう。
 このように宇宙では居住に悲観的な面も存在するのです。技術の発展が望まれますが、放射線を偏向させたりましてや遮断させる技術は今のところ空想でも難しい理論だと思われます。

近鉄沿線百科

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