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  • 序文

2009年05月27日

海洋偵察衛星の特異な使用法

 海洋偵察衛星というものはレーダーや赤外線などを利用して海上や海中の艦艇を探査する衛星のことをいいます。
 おもに科学探査を主目的にする観測衛星に分類されることもあるのですが、この衛星を軍事目的で積極的に利用したシステムが存在しています。
 
 ソ連は早いうちから地球をカバーできる海洋監視システムを宇宙で構築しており、それを海軍はミサイルの誘導に利用しました。
 まず原子炉を搭載した強力なレーダーを持っている海洋観測衛星と光学式偵察衛星の組み合わせを使ったシステムを構築し敵艦隊の動きを逐一監視します。
 そして敵艦艇を捕捉すると特殊ミサイルを発射し、空母の殲滅を狙うのです。
 特殊ミサイルは集団で運用され、その集団は無線により会話しリーダーを決定するとそのリーダーミサイルが誘導する目標やそれに到達させるための航路の決定を行うのです。
 このミサイルによりソ連艦艇は完全にミサイルを発射した後に誘導させる必要がなくなり、さらにミサイル速度もマッハ2を超えるため強力な運動エネルギーをもつことになります。
 ちなみにソ連は強力なレーダーをまかなうために原子炉を積むという衛星をいくつも打ち上げており、そのうちのひとつはカナダに墜落してしまうという事故を起こしています。


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