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  • 序文

2009年05月31日

宇宙コロニーに住む

 宇宙コロニーとは宇宙空間のなかでそのまま大地を作ってしまおうという構想のもので、1970年代にその必要性や存在意義、建造設計が提唱されています。
 もっとも有名なのは宇宙殖民島として紹介されたものでしょう。球体のものも設計されていますが有名なのが円筒形の通称「島3号」コロニーです。
 円筒形の両側には半円が取り付けられて宇宙港や太陽熱排出システムがあり、大きな鏡が伸びていて、そのガラスの面している面はガラスになっています。そして残りのスペースが居住区で、半円のどちらかに取り付けられているウエイトにもなる食料工場をまわすことでコロニー自体も回転させて重力を得ます。

 しかしこのコロニーにも欠点がいくつか存在するとも言われています。まず宇宙放射線の防護が不完全ではないかという反論が起こっており、そして空間もかなり無駄な部分が多いとされています。
 資材の問題はもっと深刻であり、材料は宇宙から調達するしかありません。地球にはコロニーを作れる資材もそれを打ち上げる余裕も無いでしょう。外壁から酸素まで、すべてを宇宙でまかなうのです。
 このような状況はよほど生活環境がそろった状態でなければならず、資源採掘もままならないことになります。
 
 こうした難産にかかわらず、居住できるのは10万から100万単位であり、メガロポリスの人口をまかなえるようにはなりません。

 宇宙コロニーはあくまでも特殊な用途、たとえば研究者の定住用などに使用されておくべきなのかもしれません。


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