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  • 序文

2009年06月07日

宇宙船はどこで作るか

 遠くない未来で、宇宙船が日常にすんなり受け入れられた世界における宇宙船建造というものはどこでおこなわれるべきなのでしょうか。
 候補はまず地球軌道上か宇宙空間のラグランジュポイントと呼ばれる重力が均衡して位置の維持がしやすい場所に絞られると思われます。
 地球上はまず基本的に大型の宇宙船を作れるような場所とはいえないでしょう。重力が大きくかかり、質量が大きくなればなるほど噴射剤とそれの噴射速度を大きくとらなければいけないためです。
 それであれば宇宙空間で使うのだから宇宙で建造してしまえば話は早いでしょう。
 しかしそれも重大な危険性をはらんでいます。
 まず宇宙船の動力源ですが、もし核動力であったばあい、地球周回軌道で建造するのはかなり危険でしょう。核燃料が何らかの拍子で地球に落下しないとも限らないためです。歴史を見ても原子炉が墜落する事故は存在しており、その原子炉ももともとは大気圏に突入しても燃え尽きるように設計されていたそうですが、その破片は地表まで届きました。
 地球周回軌道であれば化学燃料のロケットで、宇宙往還機であれば性能や性質によりますが地表でもかまわないでしょう。
 ですが長距離を確実に移動できる手段である核動力ロケットはどうしてもほしいところです。
 月周回軌道で建造すればまだ危険性もすくなさそうです。逆にラグランジュポイントで宇宙船を建造する基地を作るとどうでしょうか。手短なラグランジュポイントは月と地球とのものですが、これも地帯によっては地球に近くなるときがあるために慎重に選定していかなければいけません。
 ラグランジュポイントはあくまでも中継基地として活用し、月周回軌道かいっそ月の地表で建造すれば安定した建造基地が築けるのかもしれません。


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