2009年06月16日
大気圏突入はどのように威力を減衰させるか?
大気圏突入の際には莫大な熱が放射されます。ですがそれは空気との摩擦熱のみというわけではありません。
大気が非常にたかい圧力で押しつぶされ、大気中の原子を構成している電子と陽子が分離していくために超高熱の火球が発生するのです。それは主にプラズマと呼ばれるものであり、通常の物質を溶かします。
宇宙往還機の技術を極度に高度にさせているのもプラズマ対策が原因になります。
ですが宇宙から帰ってくる有人カプセルはも燃え尽きずに帰ってきます。
なぜかというとカプセルには気化剤が塗料として塗布されており、その面を地球側に向けることで宇宙船の自由落下から来る強烈な「押しつぶし作用」でプラズマになった大気を寄せ付けないでいるのです。
気化剤はプラズマの熱で気化し、プラズマからカプセルを守ります。
現用の宇宙往還機ではそれを用いず、耐熱版を開発して機体下面に取り付けたのです。
これが開発難度を跳ね上げたものであり、宇宙往還機は微調整したあとで再突入し、熱をこもらせないように曲線運動を行って落下します。
ですがこのプラズマなのですが、もしそれが一気に制御できれば熱問題もかなり簡易なものになります。
プラズマは電磁気により位置のコントロールが出来ます。つまり磁力で動かせるのです。
強力な電磁石を底面に装備した宇宙往還機は電磁気のクッションによりプラズマを裂くようにして突入することになると思われます。
こうすればある程度の電力で原始的な耐熱方法から開放されるのです。
問題点はそのコントロールできるだけの電磁力をどうやって発生さえるかにかかっており、核融合実験のプラズマ封じ込め研究も使おうと提案されております。
- by hoshik
- at 21:52