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  • 序文

2009年06月29日

地球外で宇宙往還機が使われるとき

 宇宙往還機は主に地球と宇宙の入り口を結ぶための乗り物ですが、運用の柔軟性は原理的には高いと思われます。
 使いしてロケットと区別するにはまず何度でも使用可能なロケットエンジン、機体のすべてを大気圏に無事に突入できる能力、そして何よりも大掛かりに消耗部品を前提として使うか否か、着陸装備の有無、でしょう。
 
 ロケットエンジンが何度でも使得るという原理は宇宙救難艇として使えることがあります。宇宙で事故が起こり何か収容しなければならないものがある場合、使い捨てロケットでは一発勝負の打ち上げに積み込みの関係で比較的小さくなった作業船と兼用の脱出ポッド。使い捨てロケットは打ち上げという目的に特化したためにほかの任務ではすこぶる使いづらいか簡単な作業しかこなせない、持久力のないモノになっているのです。
 宇宙往還機は機体をそのまま宇宙に上げるので機材を消耗せずに救助地域までいけます。
 
 ですが宇宙往還機も宇宙空間専用で使うならばむだな装備を積み込んでいる分不利でしょう。
 ですが、宇宙港が出来上がっていないなど、まだ宇宙航路として確立されていない通路を宇宙に設けなければいけないとき、着陸ができ、何度でもエンジンを動かせる宇宙往還機は必要になってきます。装備を改設計させて機体構造を流用し、宇宙専用にした宇宙往還機が実用化されるかもしれません。
 金星や、土星の衛星タイタン、あるいは土星や木星本土などにも宇宙往還機が活躍できそうです。これらに共通しているのは濃密な気体が存在していることです。ですが大気組成が違うために、往還機がジェット技術を使っている場合では改造が必須になるでしょう。

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