2009年07月17日
宇宙スクーターを考える
宇宙のなかに飛び出て生活する際、宇宙空間を移動する手段で軽便なロケットが必要になってくると思われます。近距離の宇宙空間移動や惑星での長距離移動で飛ぶ手段がほしいところなのです。
まず宇宙での移動としてまずロケットエンジンを考えて見ます。ロケットエンジンは化学反応で推進するタイプがいいでしょう。液体燃料推進ですと噴射速度や推力を変化させられることが可能となるでしょうから液体燃料を採用します。
燃料は水素と酸素を使います。この組み合わせは燃焼後の推力よりも速度を必要とする際に威力を発揮する組み合わせです。ほかにも混ぜ合わせるだけで噴射速度が得られるものも存在しますが有毒性などが高いために除外します。
酸素と水素を化合した熱から噴射速度は最高で4km/sぐらいと仮定します。この値より大きく取ろうとすれば推進剤が無駄になるのです。
そして反応熱から1個の水分子を生成するには約280キロジュールを必要にすると考えます。
噴射する際に混ぜ合わせる推進剤を、彗星から簡単に入手できる水を仮定します。
燃料を含めたスクーター質量を800kgと考えれば人間1人が乗るとしても約860kg。それに加速度が0.9Gになるようにしてみると、必要な推力は7497ニュートン。
それを引き出すには噴射質量は1.8kgです。そしてそれに必要な熱量は1440万ジュールとなり水素、酸素原子が必要なのはともに51個となります。その質量はおそらくは1.35の10の-24乗kgぶんと小さめです。
最後にどれくらい動力を使えるか考えます。一度の噴射で使用する質量は1kg。よって最初の加速における質量比は1.002
ですがもし速度が40m/sほど必要とすれば質量比は1.01ほど必要です。
つまり最初の加速で必要になる質量差は8.5kgです。
この速度で加速と減速を繰り返し、10セットほど行えるとすれば質量は82kgまで減少します。
つまり速度40m/sで10回の出発と着陸を行った場合には82kgの消耗が必要になるということです。そのときの推力はおおむね34000ニュートンになり、初期加速度は約3Gになります。最終加速度は4gほどです。
つまり推進剤と燃料あわせて90kgほどをつめば3~4Gほどの間の加速度で40m/sの速度を出し、10回の加速と減速を可能にするのです。
天体の脱出速度には及びませんが時速は144キロとなり自動車程度の速度を得られる計算になります。
- by hoshik
- at 05:36