2009年09月15日

統合された宇宙艦隊の指揮権について

 宇宙は海原とは違い、海岸があるわけではありません。つまり領海にあたる場所が無いので領有権の主張がしづらいといえるでしょう。
 いずれ宇宙で軍備が整えられることになるとすれば、それは各国が独自に保有することも考えられますが、おそらく宇宙軍には警備する領域は無く、動くものを護衛する任務がありえそうです。
 ですが宇宙艦隊は各国が設置すると、犯罪者が宇宙に逃亡した場合、それを追いかけるのにはどの国があたるべきか、そして宇宙で大規模な反乱がおこった場合にはどう対処するのかの問題で躓くでしょう。
 つまり、組織を統合することができれば宇宙で起こる出来事をその組織が任されるという構図になるわけです。

 そうすると、宇宙戦力を抽出し、目的とその達成を行動原理にすえた軍が宇宙に出来上がります。
 文民統制の面から言えばまずその組織を統制できる、地球の意思決定機関がが存在していないので宇宙軍は純軍事の運営組織になりでしょう。宇宙の治安維持を機械的に行う存在になるべきです。
 
 シビリアンコントロールは重要ですが、宇宙戦力を一国のみに、あるいは少数の国に運営させるべきでしょうか。宇宙の利権をコントロールする組織になってしまうだけなのかもしれなくなります
 ですが、宇宙軍が暴走し、無制限に予算、人員を徴収し、利権をおさえるという行為も避けなければいけません。
 その点から行けば国際機関が統制を行うべきですが、その機関も国の影響から独立しなければ意味がありません。
 この問題はとても難しいことになるでしょう。

医療事務

2009年09月11日

垂直離着陸式宇宙船を考える

 昔、垂直離着陸が可能となった実験機が登場し、宇宙船に転用してみようという動きが高まりました。

 4角錐の船体に、防熱タイルを張った円錐形の機首、そして通常はラッパ状の噴射口も工夫され、ノズルは反応炉から絞り込むようなノズルになっています。
 これらの特徴は、大気圏に再突入するために機首から入り込むためと、大気圏や宇宙ともに同様の推力を発揮するための構造とされています。

 ですが、これを単一のロケットエンジンでこなすには問題が出ました。
 まず再突入のときですが、ロケットに燃料をのこし、そしてかなりの低空から推力を使って突入するという案でしたが、その時の姿勢制御では最大の難関であるといわれ、実用試験機は以前に爆散しています。
 
 そして実用化のめどが立たなくなった垂直離着陸宇宙船ですが、高度を低めて打ち上げる方針での案が考えだされています。
 これはまず地表から90km、マッハ22まで達するよう打ち上げられ、そのあとはつんでいたロケット機が切り離されて宇宙までロケット噴射で到達させるという構想です。
 これであればあるていどの推力による軟着陸も容易になり、再突入問題も比較的緩和されます。
 
 いまのところ民間でも研究はすすんでいますが、軍事利用のほうが先に実用に到達する可能性があります

 二日酔い 治し方

2009年09月09日

宇宙衛星レーザー兵器はどこまで用途が考えられるか

 最近ではレーザー兵器が一部の国で使用され、ロケット弾の迎撃に使用されているといいます。
 ですがそれは地上の兵器であり宇宙に持ち込まれてはいません。

 ですがもし宇宙空間にレーザー砲を持ち込むとなればどのような使用用途があるのでしょうか。
 レーザー砲を宇宙空間に持ち込むメリットのひとつには、理論上は大型化が可能であるということでしょう。
 つまり、移動するにしても軌道速度は外力が無ければ維持されるので地球上空を分単位で移動することができます。さらに落ちるという心配があまりないので大型化しても問題は無いというわけです。もちろん宇宙に運ぶ手段、ロケットの性能により重量の制約は出ますが、分解して宇宙で組み立てることも可能になれば大型でも問題なくなると思われます。
 船であればある程度の大型化ができますがいかんせん機動力の面で弱く、浮力の問題や推力の問題がからみます。

 ここでさらに宇宙レーザー砲の利点を挙げると空気が無いためにレーザーが拡散しないという点です。
 それは威力の差に直接つながり、より確実に目標を破壊できるでしょう。

 しかし宇宙という環境では不利な点もあります。
 まず燃料補給という点では、ロケットしか使えないので補給手段が限られていることになります。メンテナンスも宇宙空間で行うか、それができないならば燃料を多く使うのですが宇宙往還機で地表まで回収しなければいけません。
 さらにレーザーは地表との距離、そして空気により地表への威力が大きく制約されます。これはつまり出力によっては宇宙専用の兵器となりかねないということです。
 偵察衛星や通信衛星をはじめとする戦略的に重要な宇宙機は存在しますが、それらを専門に打ち落とすだけの兵器となり、用途が限られるということになります。

 用途は多くもっていればそれだけ兵器は生存ができます。用途が限られれば、その用途の必要がなくなるだけでその系譜は途絶えるのです。
 
 宇宙レーザー砲は表向きは実用化されていませんが、もし作られるならば、いまのところ使用しなければいけない理由も押しが弱いため、その用途の利益と作る損益を天秤にかけられることはまず間違いないでしょう。
 そうなったばあい、宇宙空間といういまは人類になじみの薄い空間の兵器が必要になるというのか、そこが疑問点になるでしょう。

 医療事務

2009年09月08日

宇宙軍事衛星への燃料補給は何を意味するか

 軍事衛星とは主に偵察を行う衛星となりますが、そのすべての衛星のなかでも実験的に打ち上げられた衛星として燃料補給衛星が存在しているといわれています。
 
 軍事衛星は偵察という性格上、できるだけ高解像度の画像を得ようとします。そのため、通常は衛星速度で大気圏外を回ってはいますが、画像収集など偵察情報が必要になった場合には高度を下げて偵察を行います。
 その高度を下げる段階で、衛星は燃料を使いロケットエンジンを噴射します。
 さらに衛星として再び戻るためや偵察地帯への移動にもロケットエンジンを必要とするので民間の衛星より燃料を必要にするわけです。
 偵察衛星の寿命はひとえに燃料で決まるといわれています。高度が下がりきり、そのままでいると大気との摩擦でさらに速度が落ちて軌道を維持できなくなります。
 そこで燃料を補給することで再びロケットエンジンを使うことで軌道を維持させることができるため、使用寿命はぐんと上がるのです。
 いままで燃料補給をスペースシャトルに依存していましたが、今度の人工衛星により燃料は宇宙に上げておいて必要になったらその衛星同士がランデブーを行って燃料を補給することになるでしょう。
 これで1回ごとにスペースシャトルを打ち上げて燃料を補充するという高コストな方法を避ける事が可能になるでしょう。

 婚活するぞ

2009年09月07日

宇宙往還機に遷音速ジェットエンジンを使う利点

 最近、マッハ9まで到達させることができた試作ジェットエンジンがつくられたという報告があります。
 この速さは衛星速度の約半分であり、宇宙往還機に応用されればかなりの恩恵があると思われます。

 なぜなのかといえば、まずロケットエンジンの不経済さがあります。ロケットの速度はツィオコルフスキーの公式から、噴射速度とロケット質量の変化具合に左右されます。つまり、噴射速度があっても、ロケットの質量にたいした変化が無ければ大きな増速は望めません。いいかえればロケットから質量を削らなければ速度が出ないのです。これはロケットの燃料を放出するということであり、燃料を消費するぶんだけしか増速ができません。

 ジェットでは主に空気を流入させてその空気を熱して噴射するために質量変化が速度にかかわることはほとんどありません。これにより、ジェットとロケットを使い分けることが宇宙往還機の運用にかかわってくるのです。
 まず大気圏内ではジェットを使用します。そうすると、燃費の問題も絡みますが、理論上は空気で推進するために燃料質量の変化にあまり関係せずに速度を上げることができます。そこで速度を稼げば、その分だけそこから衛星速度まで必要になる速度はさがります。
 つまり、ロケットの質量変化を抑えての増速、いいかえるとロケットの燃料消費を低めにして速度を衛星速度まで持っていくことが可能になります。
 それによって、いずれロケットは燃料を宇宙空間まで持ち込めるようになり、さまざまな加速や減速、そして宇宙空間から帰還するときに大気圏に突入するばあいにも突入速度をおさえるためのおおきな逆噴射もできることになります。
 しいては大気圏突入という難問もハードルが下がり、安全性も増すのです。

 これらのメリットは計り知れません。
 ようはジェットエンジンの使用の利点とはまずロケット用燃料を節約できるという点に集約できそうです。
 
二日酔い 治し方

2009年09月06日

近未来の超小型人工衛星の戦域活用

 超小型人工衛星の開発が最近加速しつつあります。
 空き缶のような大きさで通信などの能力を持たせたものですが、これを戦術的に使えるのではないかという案がいくつかあります。

 まずその小ぶりで軽量な衛星は比較的簡易なロケットで打ち上げられるでしょう。
 その簡易ロケットを戦域近くで打ち上げる、つまり弾道ミサイルなどの発射機を流用するなどをして宇宙空間まで放り上げ、大気圏外で衛星速度まで加速させます。微調整を必ず行い、うまく軌道に乗せることで衛星はある一定の時間ですがその戦域の上空にとどまれます。
 つまり、小型衛星に小型レーダー、さらにはレーダー画像装置を備えればその戦域をくまなく偵察できます。
 そこまでいかなくとも、GPS機能があればミサイル誘導に使えますし、ナビゲーションの面でも大きな利益になるでしょう。
 それは戦域があまり大きくないところで威力を発揮します。
 戦域が大きければそれだけ戦闘は長引く危険があり、それであれば画像能力や通信能力が多きい通常の偵察衛星に任せるべきです。
 偵察衛星では大掛かり過ぎて気軽に使えない戦域が超小型人工衛星の活躍ができるのです。
 


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