2009年09月11日
垂直離着陸式宇宙船を考える
昔、垂直離着陸が可能となった実験機が登場し、宇宙船に転用してみようという動きが高まりました。
4角錐の船体に、防熱タイルを張った円錐形の機首、そして通常はラッパ状の噴射口も工夫され、ノズルは反応炉から絞り込むようなノズルになっています。
これらの特徴は、大気圏に再突入するために機首から入り込むためと、大気圏や宇宙ともに同様の推力を発揮するための構造とされています。
ですが、これを単一のロケットエンジンでこなすには問題が出ました。
まず再突入のときですが、ロケットに燃料をのこし、そしてかなりの低空から推力を使って突入するという案でしたが、その時の姿勢制御では最大の難関であるといわれ、実用試験機は以前に爆散しています。
そして実用化のめどが立たなくなった垂直離着陸宇宙船ですが、高度を低めて打ち上げる方針での案が考えだされています。
これはまず地表から90km、マッハ22まで達するよう打ち上げられ、そのあとはつんでいたロケット機が切り離されて宇宙までロケット噴射で到達させるという構想です。
これであればあるていどの推力による軟着陸も容易になり、再突入問題も比較的緩和されます。
いまのところ民間でも研究はすすんでいますが、軍事利用のほうが先に実用に到達する可能性があります
- by hoshik
- at 20:58